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ディリリとパリの時間旅行

2021.2.4

「ディリリとパリの時間旅行」という映画を見ました。

公式ホームページ

ニューカレドニアからやってきた主人公ディリリ(女の子)が配達員のオレルとともにパリの誘拐事件解決に挑む物語。映像の美しさのなかで、時代を超えてたくさんの著名人が登場する物語はとても心に残る映画でした。

なかでも一番衝撃的だったのはその脚本。

パリで女の子だけが誘拐される事件が起こるのですが、男性闇組織の仕業なのです。女性が社会で活躍し生きることを良しとしない組織で、女性が活躍し出してから世の中がおかしくなったと。女の子が大人の女性になる前に、子供のうちから教育し直す的なことを考え、女の子だけを誘拐します。映画の中で誘拐された女性達は黒い布を被り、四つん這いになり、男性達の椅子になって過ごさなければならないのです。

もう一つ驚いたのが、映画の冒頭です。ニューカレドニアからやってきた主人公ディリリが、パリで動物園のように見世物になっているのです。数秒のカットだったと思いますが、ディリリのように肌の色などが違う人種が珍しかったのでしょうか。そういう時代もあったのかもしれないと思いました。

人種差別への戒めやフェミニズム的な主張もあり、今の社会に強いメッセージのある映画だと思いました。
映画の中で、のちのイギリス国王のエドワード7世にディリリがかけられる言葉が印象的でした。

「望むのは、多様な人々が互いを理解し、助け合うこと」。

さまざまなメッセージをくれるディリリとパリの時間旅行は、ピカソやキュリー夫人などと出会いながら進むので、作品としてもとても楽しめるものでした。

美しいパリの風景はミッシェル・オスロ監督自身が数年に渡って撮りためた写真をもとに作られたそうです。

フランス語の勉強にも良いそうです。

お時間ありましたらぜひ。

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