アブ•シンベル宮殿 ↑ を建てた「ラムセス2世」は、
エジプト史上最大の建築活動を行った王様。
「なんか見たことある!」でしょ↑
*
この宮殿の入り口(写真の中央あたり)を入って真っ直ぐ突き当たり(約47m)に
4人の神々の座像が掘られています。
年に二回(2月22日と10月22日)、
朝日が入り口から真っ直ぐ差し込んで、
その神々を照らすように設計されています。
その日は盛大なお祭りが行われるそうです。
しかし今年は。。。
*アリさんからの現地リポート*
今週の月曜日2月22日にアブシンベル神殿の至聖所にある4体の坐像のうち、
3体を朝日が6時20分から6時40分頃まで照らしました。
とてももったいないと思ったのです。なぜなら、それをみたのはたった10人ぐらいだけだったそうです。
去年の10月22日の時にそれをみたのは5000人ぐらいの観光客です。
至聖所の写真はこのサイトにあります。
記事はアラビア語なんですけどね。
ラムセス二世の大神殿はこちら
この度のデモで、観光客が5000人いる記念すべき日に、たった10人とは…
観光大国にとっては大きな打撃
観光で入って来ている外貨、運河の通行料など、
自分の国は稼いでいるはずなのに、
何に使われているか分からないし、暮らしは一向に良くならない…
不安が不満になって爆発してしまったのでしょう。
ちなみにこちらは↑
ラムセス2世が一番ラヴだったネフェルタリ王妃のために造った宮殿です
ラムセス2世のミイラは「エジプト(カイロ)博物館」にあります。
ツタンカーメンと一緒に。。。
会いたかったのに…