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今頃「うっせぇわ」聴いてみました

2021.6.11

Ado(アド)さんという歌手が「夜のピエロ」を2021年6月14日(月)に配信リリースというニュースがありました。

「うっせぇわ」という曲がヒットしたという話題も耳にしていたので、今頃?と思う方も多いと思いますが、「うっせぇわ」の歌詞の全容を拝見しながら曲を聴いてみました。

うっせぇわ

歌詞引用 作詞作曲 ボカロP「syudou」

正しさとは 愚かさとは
それが何か見せつけてやる
ちっちゃな頃から優等生
気づいたら大人になっていた
ナイフの様な思考回路
持ち合わせる訳もなく
でも遊び足りない 何か足りない
困っちまうこれは誰かのせい
あてもなくただ混乱するエイデイ
それもそっか
最新の流行は当然の把握
経済の動向も通勤時チェック
純情な精神で入社しワーク
社会人じゃ当然のルールです
はぁ?うっせぇうっせぇうっせぇわ
あなたが思うより健康です
一切合切凡庸な
あなたじゃ分からないかもね
嗚呼よく似合う
その可もなく不可もないメロディー
うっせぇうっせぇうっせぇわ
頭の出来が違うので問題はナシ
つっても私模範人間
殴ったりするのはノーセンキュー
だったら言葉の銃口を
その頭に突きつけて撃てば
マジヤバない?止まれやしない
不平不満垂れて成れの果て
サディスティックに変貌する精神
クソだりぃな
酒が空いたグラスあれば直ぐに注ぎなさい
皆がつまみ易いように串外しなさい
会計や注文は先陣を切る
不文律最低限のマナーです
はぁ?うっせぇうっせぇうっせぇわ
くせぇ口塞げや限界です…


改めて、言葉と曲のリズムがとってもユニークな曲だと感じます。アートスティックなので、この曲を抽象画で表現するのも面白そうだなと1人勝手に思っています。

さて、「不文律」という言葉のように、強めの言葉が歌詞の中で光って見えます。

「不文律」が意味する暗黙のルールについては、昭和、平成、令和を生きる私としては、それぞれの時代背景で思うことがあり、一辺倒な答えはでませんが

例えば、「酒が空いたグラスあれば直ぐに注ぎなさい」という歌詞も、40歳を過ぎている私は「私が注ぐことで相手に少しでも喜んでもらえるならば……」という思いが芽生え、歳とともに負担を感じなくなりました。逆に「自分のペースで飲みたいから自分で手酌したい」という価値感が同等な立場で存在する……ということに気が付き、それぞれの価値観を大切に、気遣うことを心掛けています。

「自分のペースで手酌&おかわりしますのでどうかお気遣いなく(^o^)」と言葉に出して伝えられることも前より多くなりました。

私は、相手あってことなので、今のところ相手に合わせてその場で対応しています。また、無理してお酌をすることもありません。

会合などでは、お酌をきっかけにコミュニケーションをとりに来てくれる方もいらっしゃるので、そいういう飲み会の時はそういう時間も1つの要素として楽しみます。

ビールを持ってお酌に来ていただいても、ビールが飲みたくなければ「今日はビール控えていますのでお気持ちだけいただきます!ありがとうございます。」と伝えれば、それで済むことです。日常のちょこっとプンプンを「それで済むこと」に変換する技や術をたくさんもっていることが大人になることなのだと思います。

「それで済むこと(お互い気持ちよく解決すること)」まで思考がまわり、その所作や言葉が用意されていれば、何も怖いことはありません。怖いから不安になり、文句になりストレスになるのです。

……と言っておきながら、頭では分かっていても、未だに自分が未熟でそこに至らないことが多々あります。怖くて不安でイライラして、ハラハラして、言葉や心が乱れます。そんな時は限られた友達に話を聞いてもらって一旦スッキリ、そして「あのときどんな返しをすれば、お互い気持ちよく解決することになったのか」を考えます。後悔とアップデートの日々……。

いろいろな方が存在します。どちらも正しい……という価値観を受け入れていく時代の変革期です。「どちらも正しい」を本当の意味で分かった言動をしている人はそう多くありません。

ただ今強く思うのは、「社会人とはそういうもんだ!」という否応ナシの一方通行圧力は、控えた方がよさそう……ということです。

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