TBS系の「プレバト!!」で俳句の先生をしている夏井いつきさんが、今年10/28に秋田に来るという記事を秋田魁新報で読みました。
その記事の中に、心に届いた言葉がありましたので備忘録です。
秋田魁新報8/8付 一部抜粋
「選句にあたって夏井さんは「伝統だ前衛だと価値を決めつけたとたん、芸術は根腐れし始める。そこに一欠片の詩があれば、読み手の脳は喜びに震える。たった十七音の中に、小さな詩を感じ取り、嗅ぎ当て、掘り出す。それが選者の喜びだ」としている。」抜粋終わり。
伝統だ前衛だと価値を決めつけたとたん、本当にそれは残念になります。
でも、それをとらえる人の世界観がプラスされることで、その時代に合った輝きを放ち、その瞬間や物事や歴史が一気にキラキラになります。「そんな風にとらえるんだ!」って感動します。
読み手のそれが選者に伝わったとき、選者の心はとても満たされ、
読み手と選者の素直な心が、1つの句で共有されるのだなって思います。
同じ物事も、捉え方で輝きが違う。
何千年前から続く常識からも、
過去にない、今の時代だからこその、捉え方が生まれる。妄想の世界、自分だけのファンタジーでもいい。
そんな世界観を素直に受ける心が育まれるのが俳句なのだと思いました。