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Facebook

2014.7.12

個人が発信するメディアが増えて
私もFacebookを活用することが多くなりました。

Facebookは、「おいしいよ!」「笑った~」「これみて!」「楽しいよー」と、
今得た情報や喜怒哀楽を、すぐにだれかと写真付きで共有でき、
人とコミュニケーションをとるのに、遠くて近い「つながっている感」のある情報発信媒体になっています。

最近は自分が投稿するより、アップされている情報を見ていることが多くなりましたが。

しかし、Facebookのmessengerはとても頻繁に便利に活用させてもらっています。

会合などの新しい出会いの場に行けば「Facebookやってますか?」と。

これが名刺代わりみたいに聞かれます。
携帯を持っていなければ仕事にならなくなったように、
Facebookを始めなければ出会いの幅を狭くしてしまう…くらいに感じていた時もありました。

数年前、仕事仲間からメールが来て
Facebookに招待され、訳も分からず設定してみたものの
まさかこんなふうになるとは思いませんでした。
実名で設定するという、ネット上のタブーと思われたところに素直にのっかる人が
ここまで多いことにも正直驚きました。

かといって、Facebookのシステムやその理屈を理解しているわけではなく。
おそらく、信頼している人からの新しいメディアへの招待であることと、
なんとなくこれからの時代に乗り遅れないようにシステムにのっかた人がほとんどで、
多くの人が、正確にそのリスクを想像することまでしていないと思います。不可能なのかもしれません。

個人だけでなく、企業や団体も活用しているこの怪物のような「ソーシャルメディア」を
企業がプラスととらえるか、マイナスと捉えるか…

企業として「Facebook始めてみたらどうでしょう?」と問うてみたときに
イエス、ノーがはっきり分かれます。
主に企業の担当世代によるものと感じていますが、イエスもノーも正しいと思う。

Facebookの場合、コメントやシェアによるリスク危機管理、
企業として情報発信する上でのルール作り、
はたまた、業務として誰がそれをアップするのか…
個人でFacebookをしているスタッフがいる場合は、「いいね!」の強要がストレスになるかもしれない。。。

そんな体制がきちんと整ってから始めるなんて思っていたら、
すでに新しいメディアが出てきて「Facebookなんてもう古い」ってなっているだろうし。

スタッフが個人のSNSで自社のマイナス発信をしたことも話題となった。
飼い犬にかまれる可能性もあります。
個人のFacebook開設を止めることはできないが、面接でFacebookをやっているか否かを
聞くことぐらいは常識にしないと、危機管理ゼロという企業ということにもなりかねない。

使い方を間違えば 事故が起きるのはいつの時代も同じ。

危機感を持って、文明の利器を使ってみる不安定さこそが、成長なのかもしれない。

Facebook、Twitter、Line…わたしはどこまでついて行けるかな。

月刊「かけはし」(7月号)

2014.7.8

kakehashi_vol88
タイトル名:月刊「かけはし」(7月号)
サイトURL: http://www.ja-akita.or.jp/tanken
ご寄稿ページ:東京国立博物館 館長 銭谷眞美 様よりご寄稿をいただきました。

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